CSS Nite LP11に参加してきました。主に文字まわりのお話。

先週9日土曜にCSS Nite LP11に行ってきました。今回は「Designers High」とついているだけあってデザインがテーマです。心構えから、文字組み、デザインの基礎理論まで広くカバーされていました。

一番勉強になったのは鷹野さんの文字組のセッション。
今年になってから雑誌の表紙を作っている方や、大手のデザイン会社で仕事をされていた方と一緒に仕事する機会が増えました。その中で色・形は同じなのになんか雰囲気が違う。それがフォントでした。それからは「なぜこのフォントを選んだだろう?」「このアキは何を狙ってとったんだろう?」と文字まわりに気を遣うようにしていたので、セッションが発表されたときから楽しみにしていました。

目次

モリサワフォントであまり使っていないフォント

参考になったのが和文フォントの種類のお話。モリサワフォントでも新ゴやリュウミンなどのフォントはよく使います。でも中ゴシックBBBや太ゴみたいなフォントは今ひとつ特徴がなぁ…ということで見出し画像を作るときにも最初から候補から除いて選んでいましたが、この機会にどのように使われているのかがなんとなくわかりました。

ゴシックMB101はアサヒのビール広告に利用されているフォントだそうです。実際に使われている例としてはアサヒビールの広告。どーんと力強さがにじみ出ていますね。

中ゴシックBBBは雑誌の本文に使われいるということで、実際に使われている場面もスライドに。ランディングページなどで文字画像で文章を作ることもよくあるので、このあたりは候補になりそうです。

(とても恥ずかしいですが、今まで気づきませんでした……反省。もっと注意深くというか、文字サイズを大きくして違いを比べてみるのも勉強になりそうですね。)

和文フォントのトレンドは「角が丸い」「手書き」「グランジ」「ユニバーサル」

トレンドのお話も参考になりました。欧文でグランジ系は流行っているのはなんとなく分かっていましたが、和文は角がないフォントやユニバーサルデザインのフォントが流行っているという話も「そうなんだ…」と聴いていました。ここで初めて聞く「丸明オールド」。字形は手書きフォントを彷彿させるようなやわらかさがありつつも、しっかり明朝体の飾りの部分もちょっと気になる程度に残っています。ひとことでいうと、かわいいフォントですね。

>>丸明オールド

こういう和文フォントのトレンドはどこから仕入れているのか、ちょっと気になりました。「今年のフォントはこれで決まり!」みたいな雑誌でもあるのかな。それとも電車広告とかを見ての傾向なのかな。こういう情報は定期的に仕入れておきたいので気になるところです。

まとめ

文字組みは誰に教わることもなく「人に違和感なく、すーっと入ってくるデザインを作ろう」と独学で断片的に覚えていたので、一度に整理できて参考になりました。私も含めてWeb媒体からスタートしたデザイナーは数えるぐらいしか見たことありませんが、文字組みは苦手にしているような人が多いような気がします。気がします。。。

この機会に一度普段使っていないフォントも引っ張り出して書体を選ぶ際には候補に入れて、雰囲気がどのように変わるのか見てみたいと思います。

鷹野さんをはじめ、発表者の方々、とても勉強になりました。
どうもありがとうございました。

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この記事を書いた人

Webデザイナー→Webディレクター→エンジニア。Web制作会社でWebデザイナーの採用に少し関わっています。

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