「ランディングページ」と言われる、いわゆるチラシみたいなサイトをここ1年で結構な数を作ってきました。今のところ失敗がなく、注文が来過ぎて受注処理が追いつかずクライアントさんに怒られたことがちょっと自慢です。

以前書いた「ランディングページのデザインの特徴をまとめてみた」は今でも基本になっていることです。二度言ってることもありますが、実際に作るようになっていっそう気をつけるポイントだと思ってもらえればと思います。

1. 大きな商品写真(3,000ピクセル以上)を入手する。

ユーザーに一発で一発で分かってもらうには、商品が何かがはっきりわかること。これを実現しやすくするには、大きな写真が必須です。

商品がある場合の写真は加工の余地が増えるので、3,000ピクセル以上のもらったほうがいいです。とくに質感表現が一番見せたいこととなれば、なおさらです。実際にありましたが、Web用だからと小さい写真をもらいました。しかし、写真を実際のモックアップに配置してみると、ファーストビューの中では申し訳なくついてるぐらいのインパクトしかなく、バランスが非常によろしくありません。ディレクターに大きな写真を再度もらえるようにお願いしました。

商品の写真がなかったり、目に見えないサービスの場合。初めてのランディングページはちょうど「ランディングページのデザインの特徴をまとめてみた」を書いた直後。このとき扱った商材は電話系のサービスだったのですが、大いに活躍したのは素材辞典。素材辞典から女の人と自社で撮影した電話を配置して商品そのものをイメージするような画像で見えないサービスをなんとかしてお客さんのイメージが湧くように作ってみました。(退職後ですが、リスティング広告も効を奏して、既存のサイトと同じぐらいの問い合わせ件数が倍増したそうです。)

2. 柔らかい背景を作る。

ファーストビューの背景もちょっと注意。

個人的な感触ですが、全体的に柔らかい背景を使っていると反響がいいような気がします。上に書いた初めてのランディングページ制作のときは法人向け商材で、企業カラーだからと青を無難で使いがちですが、淡いオレンジを使っていきました。多少でも暖色にしたほうが反響はいいように感じます。

反対に個人系のサービスの場合は普段柔らかい印象のサイトを持っているクライアントだったら、もう2段階ぐらい柔らかい印象で。歓迎ムード?「初めてでも使えるよ!」っていうアピール?まだ言葉にうまくできませんが、これが演出できているときは不思議と反響が良いです。

使えるグラデーションも素材辞典を使ったり、fotoliaや商用OKのサイトから画像を拝借したり参考にして作っていきます。比較的使いやすいのは素材辞典。vol.150とvol.179の背景が好みです。

3. 電話番号と注文・お問い合わせボタンは大きく。次の行動が一発で分かるぐらい大きく。

これはチラシでも必須ですが、推測ですけど反響の大きさとお問い合わせボタンは比例してるんじゃないかなと。電話番号とお問い合わせボタンもページの世界観を損なわない程度でできる限り大きく、ヘッダーとフッターに載せます。

忘れがちなのが電話番号。入力フォームが面倒な人もこの世界には山ほどいます。自分が偏ったユーザーだというのは反響を得るたびに感じます。とくに年齢層が高い人を狙う場合は電話番号は必須です。

そしてボタンにはマウスオーバーのアクションは何かしらのアクションを必ずつけています。ボタンが何十種類もあるわけではないので、サクっと2分ぐらいで作ってしまいます。難しい仕組みよりも一目でわかるぐらいの変化があれば十分だと思ってます。

4. ジャンプ率は高く。見出しは大きく、本文は普通に。

これはランディングページと言われるものであれば、必須条件と言われるものですね。ファーストビューであれば、短いキャッチコピーでドドーンと100〜150ピクセルぐらいの文字で落とし込んでいます。キャッチコピーが長い場合でもデザイン上はちょっと気持ち悪いですが、それでも入れます。

見出しと本文ははっきりとわかるぐらい極端に差をつけています。見出しは現状のCSSでは意図どおりに再現することができないので、文字画像で対応しています。文字画像は適度に丸く、角張っている新ゴが使いやすいです。あとはテイスト次第でリュウミンを使うこともあります。

本文はテキストだったり、文字画像だったり。状況によりけりです。使い分けるポイントは「そこまで再現する必要があるかどうか」。時間的制約があれば画像にして、ぺぺっと書き出してしまえばいいです。CSSを書いてる時間があったら、コンバージョンを得るために時間を割きます。こだわりは捨てて、普段のサイトづくりとは正反対のことやります。(経験上、ランディングページは納期カツカツでやってくることが多いです。。。)

5. 泥臭いからと決して嫌がらない。

ランディングページというか、チラシページの制作を嫌悪するデザイナーさんが多くて悲しいところですが、すごく大事な仕事だと思ってチラシページは作っています。

極端に安っぽいビジュアルで胡散臭さ満点のビジュアルを作るという泥臭い仕事ですが、実はヒットすればお客さんに一番喜ばれるサイト制作だと思っています。ヒットすることで、もっとお客さんはお金を持って、最後にあなたが望んでいる小綺麗なサイトを作りたいと言うようになります。それまではワガママ言ってないで、お客さんが望んでいる「売れる」サイト作りしましょうよ。理不尽な要求を言ってくるクライアントのことをバカにしないでお客様を愛しましょうよ。

以上、最後は熱くもなってしまいましたが、5つ書いてみました。とくにデザイナーと肩書きをぶら下げてる人に5番が一番必須だと思ってます。
ランディングページはもちろん、数字を動かせるサイトを作れるようになると、大手企業の重たい腰をゆっくりと動かすことも可能です。このエントリーを書いている途中ですが、ディレクターが電話してきました。「アクセス解析の数字が大きく動いたから、部長(←大手の偉い方)が『本腰入れて動くよ』って言ってきたんだ!」とちょっと息粗く、嬉しそうに電話してきました。なんだかすごく嬉しいお話です!

また自慢話に戻ったところで今日はおしまい。